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カムサハムニダ その5

韓国ツァー3日目の前日は終日雨でしたが、最終日の26日は気持ちのいい晴天になりました。
25日の栄林木材さん見学のあと、メンバー5人の帰国を仁川空港まで見送り、残ったメンバーは、岐阜県木連の東方さんと、(株)山共の田口さん、それに私の3人です。

出発前には、せっかく始めて韓国を訪ねるのだから、2泊3日で帰るのはもったいない、くらいの軽い気持ちで1日延長したのですが、これが大正解! 韓国の伝統的な大規模木造建築を代表する宮殿建築と、
古くから残る民間木造住宅の韓屋街を散策することができました。

最初に訪ねたのは、晶徳宮と徳壽宮というかつての王宮です。いずれも優美に反った屋根を持つ、素敵な建物でした。障子を活用した洗練されたデザインにも文化の近さを感じます。優れた木造技術を結集して建てられているのでしょうが、全体としてはとても簡素な印象を受けました。

さて、ユネスコの世界文化遺産でもある晶徳宮の案内冊子を開くと、1405年に建立されたこの宮殿が、1592年には豊臣秀吉が起こした文禄・慶長の役で焼失し、その後再建されたものの、近代における日本国の植民地支配の下で、長きにわたって毀損されてきた、と記されています。
私達は、日本と朝鮮半島との交流の歴史において、こうした現実が存在したことを忘れてはいけないでしょう。  (角田 記)

 * 画像は、上から晶徳宮の正門、徳壽宮の一角、徳壽宮の左右上下に反った屋根を支える太くて丸い垂木、徳壽宮の障子を活かした外観デザイン